こんにちは。フローレンスの採用担当の田中です。
障害児保育園ヘレン(以下、ヘレン)は、「すべてのこどもが保育を受けられ、保護者が働くことを選択できる社会」を目指し、医療的ケアや重症心身障害のあるこどもたちを長時間お預かりする保育園としてスタートしました。
ヘレンでは定期的にオンライン採用説明会を開催していますが、ご参加いただく中で実際の保育現場の雰囲気についてや未経験からの挑戦に対する不安など、さまざまなご質問をいただきます。
そこで今回は、転職を考えていたり障害児保育に興味を持ってくださった保育スタッフの方より、よくいただく質問についてお答えします!
具体的な業務内容などについて気になっている方に、ヘレンでの働き方や保育の面白さを少しでもイメージしていただけたら嬉しいです。
ヘレンの保育で大切にしていることは何ですか?
ヘレンは、「保育園」として、こどもたちの生きる力、育つ力を引き出すことを大切にしています。そのために、私たちは次のようなことを大切にしています。・こどもたちが生活や遊びの中で「楽しい」と感じる経験を重ねること。
・一人ひとりの個性や発達、「やってみたい」「好き」という気持ちを大切にすること。
・こどもたちの小さな変化や発信を丁寧に捉えながら、その子らしく過ごし、育っていける環境をつくっていくこと。こども一人ひとりの今を大切にしながら、その先にある育ちの可能性を支えていく。
それが、ヘレンが大切にしている保育です。
医療的ケアが必要なお子さんや重い障害のあるお子さんと、どのように関わっていますか?
ヘレンでは、保育スタッフが遊びや生活をつくっています。そのうえで、医療的ケアや健康面をみる看護師や、身体の使い方などを支えるリハ職のスタッフと連携しながら、一人ひとりに合った保育を考えていきます。
「保育は保育、医療は看護」ときっちり分かれているわけではなく、それぞれの専門性を持ち寄りながら、こどもの育ちや「やってみたい」「楽しい」という気持ちを支えています。
例えば、プール遊びのときには、保育スタッフが表情や反応を見て「もう少し水に触れてみようか」「こんな遊び方なら楽しめそう」と遊びを広げていきます。そこに看護師が体調や医療的な安全面を確認したり、必要に応じてリハ職のスタッフも、姿勢や身体の使い方を一緒に考えます。
このように各自の専門性を持ち寄りながら、「楽しい遊びの工夫、経験を広げる工夫」を全員で一緒に考えるのがヘレンの保育です。
安全を守ることはもちろん大切ですが、その先にあるこどもたちの「やってみたい!」「楽しい!」という気持ちや大切な実体験まで、チーム一丸となって支えています。
こども一人ひとりと、どのように関わっているのでしょうか?
ヘレンでは、スタッフ全員がこども一人ひとりとじっくり関わり、その子の表情や小さな変化を捉えながら保育をしています。
例えば、「今日はいつもより目が合うな」「この遊び、もう一回やりたいのかな?」といった小さな反応をキャッチして、関わり方を変えてみることもあります。
その子の興味や反応に合わせて、遊びをじっくり楽しんだり、そこから遊びを広げたりすることができます。その子の「もっとやってみたい」という反応を見つけて、次の遊びにつなげていきます。
一人ひとりのこどもをよく見て、その子の「好き」「やってみたい」を出発点に保育をつくっていく。それが、ヘレンの保育の特徴のひとつです。
研修やサポートについて教えてください。
ヘレンには、医療的ケア児や障害児保育が未経験で入職し、活躍している保育スタッフもたくさんいます。
入社時には、約2~3週間の座学研修を通して、制度やヘレンの保育で大切にしていることなどを学びます。
園に配属後は、保育の実践を通して、お子さん一人ひとりについて丁寧に学んでいきます。年齢や成長発達、疾患など、それぞれ異なるこどもたちについて、「集団保育と個別最適な支援」について、保育・看護の先輩スタッフがOJTのペースに合わせてサポートします。
また、スタッフ同士で学び合う機会や、各事業で得られた知見を共有する研修・動画など、継続して学べる機会もあります。
分からないことを一人で抱え込むことはなく、こどもの様子を見ながら相談し、学び合える環境があります。
これまで保育園の経験などで培ってきた「こどもを見る力」を活かしながら、ヘレンが積み重ねてきた経験や知見を、日々の実践を通して少しずつ身につけていくことができます。
外遊びもするのでしょうか?
ヘレンでも外に出たり、季節を感じたり、さまざまな経験を楽しみます。
「障害があるからできることが限られる」ではなく、「どうしたら楽しめる?」というところから活動を考えるのがヘレンらしさです。
例えば、近所へのお散歩や公園での遊具遊び、遠足など、園の外だからこそできる経験も大切にしています。お散歩では、季節の草花や風を感じたり、地域の人や街の様子に触れたりすることもあります。
他の保育園のこどもたちと交流する機会もあります。
「今日はどんなことを楽しめそうかな?」とこどもの様子を見ながら、一日の過ごし方をつくっていきます。
ヘレンでは、毎日の保育活動をどうやって決めているのですか?
ヘレンでは、児童発達支援管理責任者がつくる個別支援計画をベースに、こどもたちの発達や興味・関心、季節などを踏まえながら、保育スタッフが活動を考えています。
年間、月ごと、週ごとの計画を立て、そこから日々の遊びの日案を考えます。一般的な保育園と同じように、計画を立てて保育を行っています。感触遊び、粗大運動、光遊び、視聴覚遊び、制作など、目的をもって取り組んでいます。
七夕やクリスマスなどの季節の行事や、お散歩、遠足など、季節を感じられる活動も行います。
「今日はこの遊びをいつもより楽しんでいるな」「この音に反応しているな」といった発見から、「じゃあ、もう少しやってみよう」「こんな遊び方もできそう」と、次の保育につなげていきます。
計画をベースに遊びや生活を通して、その子の「やってみたい」「伝えたい」「できた」を増やしていく。
それがヘレンの考える「遊びを起点にした保育」です。
保育スタッフと看護師、リハ職のスタッフの多職種連携って?実際どんなふうに一緒に保育をしているんですか?
ヘレンでは、職種で役割を分けてそれぞれが別々にこどもと関わるわけではありません。
例えば、こどもが遊びに参加するとき、保育スタッフが「こんな遊びを楽しみたい」と考えたり、看護師が「安全に参加するためにはここを工夫しよう」と考えたり、リハ職のスタッフが「この姿勢なら、もっとよく見える、自分から手を動かして遊べる」と考える、というように、それぞれの専門性を持ち寄ります。そうして看護師やリハ職のスタッフは日々の保育活動に参加しています。
職種によって見えるものが違います。その視点を持ち寄って話し合い相談する。その対話も含めて、ヘレンのチーム保育です。





