こんにちは!
2024年の4月に新卒で入社をした二瓶です。今回は新卒で入社をしたスタッフがどのような1年目を経験するのか、2年目になりたてのわたしがご紹介します。
「新卒でNPOに就職する」――それは、多くの人が選ぶ進路ではまだないかもしれません。
わたし自身もまわりに前例がなく、「NPOに新卒で入るの?」「ていうか、入れるの!?」と驚かれることが多くありました。でも、わたしはこの選択にわくわくして入社しました。そして同時に「ほんとにやっていけるのかな?」という不安も、正直ありました。
そんな気持ちを抱えながら入社して1年。今回は、フローレンスの新卒1年目のリアルを、自分自身の体験をもとにご紹介します!

二瓶 愛
あだ名はあいあい。社会学部を卒業。親子の子育て支援に携われるお仕事がしたいと思い、ビジョンと多岐にわたる事業を早期展開しているフローレンスに魅力を感じて、2024年新卒でフローレンスに入社。
入社直後の3ヶ月:社会人とNPOを知る“濃い”研修期間
新卒スタッフは4月から3ヶ月間の導入研修を経て、7月に各事業部に配属されます。
最初の3ヶ月間は、社会人基礎研修、スキル研修・セルフマネジメントなどの座学研修や、与えられたテーマで議論しチームでアウトプットする「グループディスカッション」に加えて、フローレンスの支援現場を理解するための保育園や訪問保育など、現場研修と盛りだくさんです!
詳しい研修内容はこちらもどうぞ!

毎年、コンセプトやテーマがアップデートする新卒研修🌸
2025年度の研修内容を紹介します!
社会人基礎研修の座学研修でインプットを進めつつ、「先輩社員への1日密着」をしてカルチャーや社会人のリアルを体感します。その後、実際に社会の各事業部から新卒が業務依頼を受ける「新卒お仕事依頼」を通じて、各事業部担当者との接点をもち、やりとりしながら、幅広い事業理解を深めます。
また、配属前の6月には、1週間事業部にメンバーとして受け入れてもらう「プチインターン」を実施。事業部のメンバーとして実務を担当したり、MTGに参加したりすることで事業部視点を体感します。『プチインターン』は今年からスタートした新プログラムです!

配属先は“人事”!?戸惑いからのスタート
支援現場とその運営事業部、双方を知った上で、7月から配属になります。
わたしは「はたらく仕組み共創」という人事チームに配属となり、勤怠に関する業務を中心に仕事しています。
配属の不安「人事って何するの?」
わたしの入社経緯を簡単にお話すると、赤ちゃん縁組の事業をきっかけにフローレンスを知り、親子の子育てに立ちはだかる壁を無くすことに携わる仕事がしたいと思い、フローレンスの門を叩きました。
研修期間中は、支援現場を持つ事業部に関わる研修が多かったこともあり、てっきり支援現場に関する配属先かと思っていたんですが、結果は入社してから接点が少なかった人事。調べてみても、人事の仕事を想像することができず『人事って何?』という疑問を持ちながらの配属でした。
配属から約1年が経ちました。フローレンスでの人事という仕事は、親子に直接支援を届けられる仕事ではありません。ですが、安定したサービスを提供するためには、支援を届ける立場の人の健康や働きがあってこそです。入社時は想定していなかった人事という仕事ですが、スタッフの働き方を支え、間接的に子育て支援に携われていること・サービスを必要とされていることにやりがいを感じています。
今でも「人事とは何?」のこたえは模索中なのですが、社内で働いている人のことを考えて、働きやすくなるように試行錯誤しているチームだとは断言できます。
初めてづくしの中で直面した“マルチタスクの壁”
わたしの場合、配属になってからの1ヶ月は担当業務である勤怠や入社のレクチャーがメイン。徐々に実践に移るという形式で仕事を覚えていきました。
配属から3ヶ月経つと、担当業務の知識も増え、少しずつですが、自分の言葉で伝えられるようになりました。さらに、社会保険周りの仕事を任せてもらえることになり、担当領域が広がりました。社労士さんや行政担当者とも相談する機会が増え、社内だけでなく社外の関係者とも連携する必要が出たため、マルチタスクをこなす場面に直面していきました。
研修期間中は与えられた課題を期間内に完了できたらOKでしたが、配属後は定例タスクに加えて、急遽発生する確認対応など、スケジュール通りに進まないことも多々ありました。振り返れば、急なタスクの所要時間が読めなかったことに加え、優先順位がつけられなかったことが原因だと思います。初めて遭遇するパターンへの対処がめっぽう苦手だったため、スケジュール通りにならないことに課題感を持っていました。
この記事を書いている今も実はタスクに追われており、残念ながら、1年ではマルチタスクの壁は攻略できていません。しかし、配属直後と比べると、優先順位が少しずつ付けられるようになったことで、以前ほど焦らなくなった気がしています。

入社後に感じた2つのギャップ
想像以上に“学びの機会”が多い
正直、入社前は研修についてあまり深く調べていませんでした。でも、社会人の基礎から事業理解まで、多様な研修があり驚きました。
配属後も、他部署の研修参加や勉強会・交流会・研修動画など、学びの機会が本当に豊富です。
また、研修期間に多くの部署・職種の方と接点を持てたことは、あとからじわじわ効いてきます。配属後、誰に相談すればよいか迷ったとき、既に顔見知りがいることが、ものすごく心強かったです。
新卒でも、チャレンジできる環境
現在、わたしは半年以上に渡るプロジェクトのリーダーを務めています。
「えっ、新卒でリーダー?」と当初は不安でいっぱいでしたが、「できない」と決めつけることなく、主担当として「やってみる?」と背中を押してくれた上司やチームに感謝しています。
任せてもらえる環境があり、同時にしっかりと支えてくれる人もいる。それが、フローレンスの魅力だと思います。

新卒に優しい、ちょっと嬉しい制度たち
相談できる先がたくさんある!
所属チームの1on1に加え、研修期間中に伴走してくれる新卒育成チームにも月1回の1on1で相談できます。「チームには言いづらいけど、ちょっと誰かに話したい……」という時にも安心です。わたしはどちらもフル活用していました!
スタンプラリー制度(雑談推奨!)
配属後すぐ、チームのメンバーと「雑談から関係性をつくる」スタンプラリーという制度があります。趣味の話から自然と会話ができるので、質問や相談のハードルがぐっと下がります。人柄を知ってもらえることで、仕事のやりとりもスムーズに。
配属直後は、質問することも緊張していたのですが、スタンプラリーを通じて、困ったことがあった時に声をかけやすくなりました。
最後に:迷っているあなたへ
わたしの1年目を綴った記事を読んでいただき、ありがとうございます。
振り返ってみると、戸惑いや失敗もたくさんありましたが、その一つ一つが今の自分をつくっていると感じています。
「NPOに新卒で入るなんて、本当にアリなの?」と、少し不安に感じている方もいると思います。
そんな方にこそ、ぜひ「カジュアル面談」に来てほしいです。「実際どんな仕事してるの?」「どんな人が働いてるの?」――そんな素朴な疑問を、気軽に聞ける場です。
フローレンスで1年働いてみて思うのは、「人のあたたかさ」と「愛」にあふれた職場だということ。ここには、本気で社会をよくしたいと願い、支え合いながら働いている仲間がたくさんいます。
まずは、一歩。ぜひわたしたちとお話しませんか?

2026年度 新卒ビジネス・コーポレート総合職採用について
わたしたちの生きるこの社会が、いまのこどもたちが生きる明日が、こどもたちがやがて大人になり迎える未来が、「こうだったらいいのに」。誰かの強い想いが、訪問型の病児保育から始まり、小規模認可保育園、障害児保育園、赤ちゃん縁組、デジタル相談など、社会に数々のソリューションを生み出してきました。
フローレンスでは、事業開発・政策提言・文化醸成の3つの軸から、ともにこどもや親子領域の課題に取り組む仲間を募集しています(応募受付期間:2025/6/1~7/31)。既成概念に囚われることなく、今あるあたりまえに忖度することなく、次世代の痛みや理想に共感しながら、ともに社会に「新しいあたりまえ」を切り拓いてみませんか。
募集要項は下記のページをご覧ください。そして、あなたの「こうだったらいいのに」をぜひ教えてください。ご応募をお待ちしています!
