医療的ケア児のご家庭向けに提供するシッターサービス「医療的ケアシッター ナンシー」。
障害児・医療的ケア児家庭のご自宅に看護師が訪問し、医療的ケアと遊びや発達支援を行うサービスで、お子さんに合わせた遊びなどの療育をしたり医療的ケアをしたりして一緒に過ごします。
今回の記事では、ナンシーで働く看護師にどんな思いをもってフローレンスに入社したのか、入社後の心境の変化などを聞いてみました!
ナンシーで働く前はどのようなお仕事をしていたのですか?

フローレンスに入る前は3年間、比較的規模の大きい小児専門の病院で働いていました。本当は内科の病棟を希望していたのですが、配属されたのは外科と内科の混合病棟で、新人時代は大変でした。ただその時の外科や内科の知識も今のナンシーの業務に役立っているので、今振り返ると良い経験だったと思っています。
フローレンスを知ったきっかけは?

YouTubeのおすすめで、ヘレンの情報が出てきたことがきっかけでした。前職の病棟時代に勉強の一環として障害児保育についての動画を見たので、それに関連してたまたま表示されたのだと思います。
その動画を見た時、病棟時代に関わっていた障害を持つお子さんが思い浮かび、退院後の生活環境で使えるサービスに大きな差があることを知りました。そこから退院後のお子さんの支援に携わりたいと思うに至りました。
ナンシーで働こうと思った理由は?

ナンシーが大切にしている“「やってみたい」を一緒に叶える”がすごく素敵だなと思って心を惹かれ、ナンシーに入ることを決めました。
実際に働いてみて印象的だったエピソードがあれば教えてください。

訪問中にどんな活動をしようか考えるときには、ご家族とも相談をしながら進めるのですが「これやったことないから、難しいと思う」「できるかなあ」と、口にされている場面に出くわすことがありました。
またお子さん自身も、新しい遊びなどに誘ったときの一言目が「やりたくない」ではなく、「できない」になってしまうことが何度かありました。
そんなとき、どのように声をかけたらいいのだろう、わたしが一緒にできることは何だろう、と入社当初は特に悩みました。

ある時、初めて見る遊びで、お子さん自身が「できないかも」と思い込んでいそうな場面がありました。興味はありそうなので、個人的には挑戦できたらいいなと思っていました。
そこで一度に全部ではなく、小さな目標を積み重ねていくように取り組むことを提案して一緒にやってみたんです。
「今日はここまでにしようね」と、一つずつ根気強く取り組んでいくうちに、気づけば「できた!」に変わっていて。
そしてお子さんが「すごいー!」と言って自分で拍手しながら喜ぶ姿を見た時に、その成長の過程を一緒に伴走できたことが本当に嬉しかったです。
ただ新しいことができるようになっただけではなく、自分が「できない」と思っていたことでも、頑張ればできるんだと思えたことで、挑戦することの楽しさも感じてもらえたのではないかと思い特に印象に残っています。
こどもたちのやってみたいを叶えたいとずっと思い描いていた環境を、まさしくナンシーで実現できたのですね。

そうなんです。継続的に1人のお子さんを見続けているからこそ、小さな成長でも見つけてあげられる。ここがナンシーの仕事の醍醐味かもしれないですね。

病棟時代とは大きく働き方が変わることについてはどう感じていましたか?

正直言うと、3時間も1人でお子さんを見るなんて当初は不安でいっぱいでした。しかしナンシーでは研修やOJT、保育園での実習など、現場へのフォローがしっかりしていたので、安心して業務にあたることができました。3ヶ月の研修期間中、他のスタッフの訪問に同行する形で実務が始まり、そこで細かく引き継ぎを受け、しっかりと自信がついてからの単独訪問になるので安心でした。
また単独訪問を行っている際に疑問に思ったことは、チームのグループチャットを通じすぐに相談・解決できます。単独ではあるのですが、いつも仲間とつながっている感覚を持ちながら働くことができるので心強いです。
仲間やチームの雰囲気はどういう感じでしょうか?

わたしがやってみたいことを言うと「それ、いいじゃん」と言って面白がってくれる仲間がたくさんいます。わたしが新しいアイデアや、もっとこういうこともできるのでは?と提案すると、みんな前向きに捉えてくれるのが良いですね。こういう環境が「もっと仕事を良くしていこう」というモチベーションの源泉にもなります。
お子さんとの関わりにも通じるかもしれませんが、フローレンスでは人や物事の良い面を見つけて、それを引き出そうとするカルチャーがあるのかもしれませんね。
ナンシーに向いている人とはどんな人でしょうか?

第一にこどもが好きな人ですね。こどもが好きな人だと、「この子は何に興味があるんだろう?」とより深く仕事を探求していくことができると思います。
そしてどんな時でも楽しめる人。楽しみながら、自分から新しいことを提案できることももちろんですし、他の人の意見を聞いても「それ楽しそう」と思える人だと、チームの雰囲気とも合ってのびのびと働けるのではないかと思います。
ナンシーでの仕事はただ医療的ケアを提供するだけではなく、お子さん一人一人の「やってみたい」という気持ちに寄り添い、ともに育っていく喜びに満ちています。
そんなナンシーの仲間と一緒に、未来をつくる一歩を踏み出してみませんか?
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