対談・インタビュー

わたしとシチズンシップ保育 vol.5「給食の仕込みが誘う、みんなのパン作り」

対人支援職(相談員・その他)
    施設型みらいの保育園

今回の話し手は……

ひらぽん

ひらぽん

5歳児までのお子さんをお預かりする少人数制の認可保育園「みんなのみらいをつくる保育園」の調理スタッフ

「わたしとシチズンシップ保育」とは?

フローレンスの保育園では、こどもたち一人一人の意見を尊重し、自分のため、誰かのため、自ら考え行動する力を育むシチズンシップ保育を実践しています。

そんなシチズンシップ保育の事例をお届けする連載企画「わたしとシチズンシップ保育」
保育者が日々の保育の中で感じたシチズンシップなエピソードをぜひご覧ください!

ひらぽん

調理室でパンを仕込んでいると、S君が「パン!パン!」と興味津々に寄ってきてくれたので、パンの生地を伸ばしたり、捏ねている様子を見せました。
すると後日、S君含む園児が保育士と一緒に「パンを作りたい」と声を掛けにきてくれました。それを受けて、食育の日を計画。
自分たちでおやつになるパンの生地を手作りし、好きな形に形成してうれしそうに食べていました。

みんなのみらいをつくる保育園では、ごはんやおやつの献立にパンがある日には、手作りパンを作ることがあります。
前日からパンを仕込み、翌日に形成しているため、献立がパンの日は「ひらぽんのパンかな~」と楽しみにしている子も多いです。
毎月2~3回ほどの頻度作っているので、継続することで興味を引き、それが「やってみたい!」につながったのかなと思います。

作っている姿に影響されて、「自分も!」と率先して手を挙げてくれるのはうれしいです。みんな様々な形に作り、大きいものから繊細に仕上げたパンなど、個性が現れていました。
作ってもらうのが当たり前ではなく、自分でも作ってみたい、誰かに作ってあげたいなど、思いやりの気持ちが広がっていくといいなと思います。

シチズンシップ保育5つの基本②「やってみたいはチャンス!」

ひらぽん

興味があることに対して、自分の意見を言える園児、意見に対して前向きに検討し実現に向けて計画をしてくれる保育士。来年度に向かって業務が忙しくなる2月ですが、保育士は食育を実施する日を捻出して、園児の今、やってみたい気持ちを尊重してくれました。

こどもたちが興味を持ったその時が、一番吸収できるときです。「今」をしっかりキャッチし、興味を持った時に遊び始められるよう配慮していきます。

一番吸収できるときに、こども自身の興味のもと、遊びこんでいくことで、知識・経験を得たり、納得感、達成感、満足感を味わってほしいと考えています。

何に興味を持つかもそれぞれ。お友達と同じでなくても良いのです。その子自身の興味を持つ瞬間を見逃さないように、保育者はこどもを知り、感じることが大切です。

「パン!」と興味津々にこどもから声をかけられたら、「作ってみたい!」と言われたら、そんなとき、あなたならどうしますか?

「こんなときどうする?」を、フローレンスの保育園で一緒に話してみませんか?ぜひ、保育体験の「シチズンシップ体験コース」にご参加ください♪

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ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

問い合わせ先:03-4531-5631

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