対談・インタビュー

わたしとシチズンシップ保育 vol.2「自分で考えた、赤い実のプレゼント」

対人支援職(保育スタッフ)
    施設型みらいの保育園

フローレンスの保育園では、こどもたち一人一人の意見を尊重し、自分のため、誰かのため、自ら考え行動する力を育むシチズンシップ保育を実践しています。

そんなシチズンシップ保育の事例をお届けする連載企画「わたしとシチズンシップ保育」
保育者が日々の保育の中で感じたシチズンシップなエピソードをぜひご覧ください!

めめ先生

公園で外遊び中、とある園児AくんがBちゃんへ、紅葉すると赤色に染まる緑の実をプレゼントしたところ、Bちゃんは「赤い実がいい!」と怒って受け取らず、喜ぶと思って緑の実をあげたAくんもその対応に怒って、Bちゃんに砂をかけて喧嘩になってしまいました。

その後どうするのかなーと思って見守っていたところ、Aくんは赤い実を探してBちゃんにプレゼントをしていました。そして、Bちゃんに「ありがとう」と自然に言われて、嬉しそうでした。

あとでAくんに話を聞いたら、「Bちゃんは赤色が好きだから(プレゼントし直した)」と言っていました。わたしは大きく介入せず、喧嘩がエスカレートしないように見守りながら、その後にどうするかは促さなかったので、Aくんが自分で考えた結果は素敵だなと思いました

シチズンシップ保育5つの基本④「わたしはわたし、違うことを認め合う」

めめ先生

「嫌だったね」「この後はどうしようか?」と声かけするのももちろん大事ですが、園児を信頼して見守ることも大事だと思います。「〇〇ちゃんはこうなんだって」と代弁して伝えることも瞬時に気づいてもらうための手段のひとつではあるけれど、自分で自分を見つめなおしてじっくり考える時間は絶対に大人になっても必要な事だと思うので、瞬時に解決するというよりは、じっくり自分と向き合う時間を大事にしたいなと思っています。それが、自分と相手は違うんだ!と真に気づくことに繋がるんじゃないかなぁ。

身近な人の違いを知ることが多様性を受け入れる第一歩となります。一人一人価値観が違うので、求めているものも、感じていることも、隣にいるお友達とでは違うかもしれません。「こうあるべき」にとらわれるのではなく、こどものありのままを見て、聞いて、感じてみてください。もし、「べき」にとらわれそうになったら、保育者同士で共有し合う機会を持ってみるといいかもしれません。

目の前の園児同士、喧嘩が始まったらあなたならどうしますか?

「こんなときどうする?」を、フローレンスの保育園で一緒に話してみませんか?ぜひ、保育体験の「シチズンシップ体験コース」にご参加ください♪

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