フローレンスには多種多様な職種のスタッフが働いています。
保育現場には、保育士をはじめとした保育スタッフ、看護師、OT(作業療法士)・PT(理学療法士)、調理師、栄養士など。
事務局には、現場のオペレーションを支える事務スタッフをはじめ、採用、広報、SE、人事、総務、経理、マーケティング担当、ファンドレイザーなどなど…。
……ん?ファンドレイザー?
ファンドレイザーって、初耳かも。あるいは軽く聞いたことはあるけどどんな仕事なのかよくわからない…。
そんな方は、ぜひこの記事でファンドレイザーの仕事内容ややりがいを知ってください。
もしかしたら、あなたがこれからしたいと思っている仕事や、仕事にかける思いは、フローレンスが求めているファンドレイザーの姿と同じかもしれません。
そもそもファンドレイザーとは?
NPO法人(特定非営利活動法人)や公益財団法人など、非営利団体が活動資金を集めることを「ファンドレイジング」といい、その担当者を「ファンドレイザー」と呼んでいます。
寄付文化が根付いているアメリカでは、「ファンドレイザー」は人気職業ランキングの上位にランクインしており、ファンドレイザーの有資格者とそうでない人では年収にして2万ドルの違いがあるのだそう。
そして、このファンドレイジングのスキルを、資格として認定しているのが、日本ファンドレイジング協会です。
未経験でも取得できる「准認定ファンドレイザー」と、ファンドレイジングの有償実務経験3年以上で受験可能な「認定ファンドレイザー」の2つの資格を認定しています。
フローレンスには「認定ファンドレイザー」が1人、「准認定ファンドレイザー」が3人在籍しています。
それぞれの仕事を見てみましょう!
フローレンスのファンドレイザーの仕事
フローレンスで一番最初に「認定ファンドレイザー」を取得したのが、”じゅじゅ”こと藤田順子です。
広告マーケティングからフローレンスに転身し、5年間に渡り広報・ファンドレイジング部門のリーダーとして広報と資金調達の面からフローレンスの事業拡大を下支え。団体広報としての戦略、名だたる企業との協働、フローレンスの活動全体を応援していただける個人寄付会員マンスリーサポーターの立ち上げなど、まさに「みんなで社会変革」の礎を築いてきました。
現在は赤ちゃん縁組事業を担当し、企業などさまざまステークホルダーと協働したプロジェクトなど、ファンドレイジングのスキルを使ってよりスピーディーに・多くのひとと一緒に社会問題を解決するアクションに取り組んでいます。
続いて准認定ファンドレイザーを取得したのは、”えみりー”こと、岡水恵弥。
岡水も広報経験を活かし、フローレンスに入社。
広報の仕事に加えてファンドレイジングの仕事も担う中で、フローレンスの事業を継続していくには、もっとフローレンスの活動を知ってもらい、共感を集め、信頼を得て、寄付をはじめとした支援を集めていかねばならない、と気づいたといいます。
そのためにもファンドレイジングをしっかり学ぼう、ということで資格取得に至ったそうです。
そんな岡水は、2018年7月に准認定ファンドレイザーに合格。
試験勉強を通して、すぐに役立つ知識が身についたり、ファンドレイジングについて体系的に学べたと語り、試験対策記事を書くまでに。
長くご支援をくださっている企業さんとの関係構築や、個人でフローレンスを応援してくださっている方との交流、そして、そうした寄付者の方々への報告会に、と活躍の幅を広げています。
新卒入社スタッフにもファンドレイザーがいます。
それが、こども宅食プロジェクトで広報とファンドレイジングに携わる”バスタ”こと菊川恵です。
フローレンスに入社して2年目の2017年に准認定ファンドレイザーを取得しており、その知見をフルに生かしてこども宅食プロジェクトの立ち上げに参画。ふるさと納税を活用したガバメントクラウドファンディングという、フローレンスの新たな挑戦に取り組み、2017年度と2018年度の文京区、2018年度の佐賀県の目標金額をすべて達成させるという実績を残しています。
寄付の獲得にあたっては、その寄付集めの趣旨や、使い道を明確に示し広報していく必要があります。菊川はその広報力を活かし、定期的な活動報告を行っており、こうした側面からもこども宅食の寄付者の皆さんからの信頼を集めています。
そして、つい最近、2019年1月に准認定ファンドレイザーに合格したのが、”みったん”こと御手洗薫です。
フローレンスに入社する前は、外資系IT企業でエンジニア、マーケティング、営業と幅広い職種に従事していましたが、「すべての家族が心豊かな人生を送れるように行動したい」という思いから、フローレンスへ転職。
これまで未経験の寄付集めの世界に飛び込みました。
ファンドレイジングの仕事は法人営業の経験を活かせるということもあり、入社以来、バリバリと法人とのコラボレーションを進めていった御手洗。
ウエルシアさんとユニリーバさんとフローレンスの3社がタッグを組んだキャンペーンを仕掛けたり、アパレルブランドのアダストリアさんとのコラボレーションチャリティイベントを開催し、フローレンスへの寄付集めと同時に、社会課題の解決を企業とともに行い、社会的インパクトを起こしています。
ファンドレイザーのやりがいって、何?
こうして、「社会課題の解決に取り組む人」と「なにか社会貢献をしたい人」とを繋ぐ役割を果たしているフローレンスのファンドレイザー。
どんなところにやりがいや大変さを感じているのでしょうか?
准認定ファンドレイザーほやほやの御手洗に聞いてみました!
企業コラボの例もそうですが、いろんなファンドレイズのアイディアをアクションに変えられることはすごく楽しいし、やりがいを感じています。それと同時に、集めたお金には”親子の笑顔を妨げる社会課題を解決してほしい”という寄付者の方々の”想い”が乗っていることを、常々感じます。
そうした想いを受けて、ファンドレイザーをはじめ、スタッフ一同できちんと社会課題を解決し、結果を残さないといけません。
寄付者の方の思いのこもったお金を受け取り、社会課題を解決する。その結果を報告することもファンドレイザーとして大切な仕事の1つで、大切にしていることです。
御手洗が言うように、ファンドレイザーはただお金を集めればいいわけではありません。
そのお金に含まれている思いを、きちんと活動に活かし、課題を解決し、その先に生まれた親子の笑顔を寄付者の方に還元していくことが一番のやりがいと言えるかもしれません。
フローレンスのファンドレイザーになりませんか?
「自分もひとり親家庭でフローレンスの病児保育に助けられた。次は私が支える番になります」
「子どもの虐待のニュースを見て、胸が痛みました。何か自分でもできることを、と思い、まずは寄付をすることからはじめました」
「子どもたちに少しでもいい未来を残したいので、フローレンスの事業を応援します」
日々、フローレンスにはこうしたメッセージと共に、「親子の笑顔を妨げる社会課題を解決したい」という想いが乗ったご寄付が届きます。
この想いと共に、私たちはさまざまな事業を立ち上げ、東京で生まれた小さな解を元に、全国に展開したり、課題広報を行ってメディアに認知してもらったり、ロビイングによって政策から社会を変える、といった取り組みを行っています。
これからもフローレンスが社会課題の解決に邁進していくためには、寄付の獲得が欠かせません。
寄付の獲得には、フローレンスのビジョン・ミッションを明確に伝え、多くのステークホルダーとの信頼を構築し、巻き込みながら社会課題の解決に邁進していくファンドレイザーが必要です。
ファンドレイザーはフローレンスのビジョン、事業に共感し、この後押しをしたい方にはピッタリの仕事です。
ファンドレイザーとしての資格や、寄付集めの経験がなくても、これまでの営業経験、企画経験を生かせます。