皆さん、こんにちは。フローレンス採用担当の中村です。
この度、フローレンスでは学生の皆さんにフローレンスのことをもっともっと知ってほしいという思いから、夏休みに合わせて初めて学生短期インターンを開催いたしました。
今回参加いただいたメンバーから見たフローレンスはどのように写ったのでしょうか?学生の視点から見たフローレンスを皆さんにもご紹介します!
第1弾記事はこちらになります!
<夏期短期インターン>フローレンスで何ができる?大学3年生がフローレンスの現場に3日間密着!
こんにちは。8月に開催された短期インターンに参加させていただいた宮村紗葵です。私は現在大学院で社会学を専攻し、「母親の育児に対するプレッシャーや不安」について研究しています。
ここでは、「働く場所」としてフローレンスを見学し、感じたこと・考えたことを書かせていただきます。
私がこのインターンに参加した理由
私がこのインターンに参加しようと思ったきっかけは、私の母にあります。
私は共働き家庭で育ちました。
母は正規雇用者として働きながら、子育てや家事のほとんどを担っており、私はその両立に悩む姿を幼い頃からずっと見てきました。
母が抱える負担の重さも知りつつも、「働く女性が社会で苦労するのは仕方のないことなんだ」と現実を受け入れてしまっていた自分がいました。
しかし、その後大学に入り、社会学を専攻したことでその意識は大きく変わります。
ジェンダー論や現代の働き方問題を学び、批判的に社会を見てみたことで、母が置かれた環境、ひいてはこの社会の働き方に対する価値観にも、疑問や自分の意見を持つようになりました。
「お母さんに限らず、みんなが幸せになるための働き方や仕事の仕組みって何だろう・・・」
「それぞれの事情に合わせつつ、ちゃんと仕事も回っていく、そんな仕組みがあればいいのに・・・」
そんなことを強く考えるようになり、「働き方」「職場のあり方」について興味を抱くようになりました。
そんな中、フローレンスで短期インターン募集のお知らせを見つけました。
フローレンスといえば、病気の子どもを預かる病児保育や小規模保育園などの保育事業が有名ですが、実は働き方を積極的に改善しているという面でも、とても先進的な企業なのです。
参考記事:フローレンスが「ママが本当に働きやすい企業」に選ばれました!
「ここなら私が探している答えのヒントがあるかもしれない!」
そんな思いでインターンに応募し、フローレンスで就業体験をしてきました。
それでは、実際にフローレンスで見た一部をご紹介します!
オフィスで働いてみて感じたこと
①お父さん・お母さんに対する温かさ
フローレンスは、お父さん・お母さんになっても働きやすい環境が整っています。
子どもができた際、多くの企業で問題となっていることの一つに、育児休暇の取得があります。特に日本の男性の育休取得率は1割にも満たないと言われています。
しかし、フローレンスの男性の育休取得率はなんと100%!長い人では育休を1年取った方もいらっしゃるとか。
皆さん、パートナーや周りのスタッフと話し合い、できる範囲でそれぞれが望む育児休暇を取られているそうです。
「育児『休暇』という名前だけど、決して『お休み』ではない」
「育休に入る人には、いつもみんなで『行ってらっしゃい』『頑張ってね』と送り出す」
と社員の方がおっしゃっていたこともとても印象的でした。
お父さん・お母さんになっても、温かい目で見守ってもらえることで、職場に対して後ろめたさを感じることなく、子育てにも仕事にも前向きになれるのではないかと思います!
②業務効率化のための取り組み
でも、そんなに個人のプライベートを尊重して、ちゃんと仕事は回っているの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
「成長を伸ばしつつ、自己犠牲的な働き方を避けるためにはどうすればいいのか?」これはフローレンスがずっと取り組んできた課題の一つです。
働き方問題に対し、フローレンス内部では業務を効率化するための改善策がたくさん行われてきました。
そんな数ある改善策の中でも、私が驚いたのは会議の仕方です。
フローレンスでは、会議に関していくつかルールが設けられています。
- 会議の時間は1時間半を越さない
- 議題は前日の18時までに提出する
- 事前にファシリテーター(進行担当)、ロガー(記録担当)を決めておく
会議では、事前に決まっている議題についてのみ話し合い、時間を必ず守るそうです。
また、議事録は会議中にできる限り記録するなど、効率よく会議を進める工夫がされていました。
「え?これで必要なことがちゃんと話し合えるの?」と最初は思いました。
でも、この会議ルールによって、フローレンスはスピーディーに物事を決定し、次々の実行に移すことができています。
今支援を求めているご家庭に、できるだけ早く支援を届けていくために、フローレンスにとって会議の効率化はとても大切で重要な取り組みだと思います。
自分の中の「当たり前」が一つ壊れた瞬間でした。
フローレンスでは、「スタッフの時間資源を無駄にしない」という考え方が大切にされています。
この考えのもと、会議だけでなく、みんなが効率を考えながら工夫し、協力し合いながら仕事を行うことでより良い環境に進化しています。スタッフの方一人ひとりの意識と行動がとても重要なのだと思いました。
さいごに
フローレンスの行動指針の一つ「変革者たれ」
これには、「『当たり前』を疑う心を持ち、周囲を巻き込み、突破できる人であれ」というメッセージが込められています。
フローレンスが働きやすい企業を実現できるようになったのは、この「当たり前」を疑う心をずっと持ち続け、それを行動に移し続けてきたから。
3日間という短い期間でも、その精神をフローレンスの随所に感じました。
今の日本の職場には、様々な「当たり前」があります。
「子育て中の女性がキャリアから外れても仕方ない」
「男性は育休を取るべきではない」
「家族との生活よりも仕事を優先させるべき」
急に日本中の職場にある価値観を変えることはできないかもしれないけれど、フローレンスが持つ視点を少しずつ伝えていくことはできると思います。
私がフローレンスで見たものを多くの企業、人に伝えていきたい、そして自分自身も当たり前を疑うことを忘れずにいたいと思いました。
もっと多くの人が働きやすい社会をつくるために自分に何ができるのか、これからも考え続け、そして実行に移していきたいと思います。