子どもと大人の数だけ、保育のカタチがある。
だから、「保育って、やっぱりおもしろい!」
9月24日(日)開催の公開セミナーでは、「子どものつぶやき」を活かす食育事例をご紹介します。
当日登壇するスタッフにインタビュー!
三人目は、おうち保育園なかの大和の保育スタッフ、塚田さんです。
おうち保育園なかの大和 保育スタッフ 塚田
病児保育士になることを目指し、新卒でフローレンスに入社。入社時より複数園を回るエリア保育士として働く中で、小規模保育に興味を持ち、杉並区・江東区の小規模認可保育所「おうち保育園」にて勤務。現在は、おうち保育園なかの大和で主任補佐を務め、園内の食育担当として、活動の企画や指導をしたり、子どもの権利が守られる環境づくりのための活動提案を行なっています。
「保育って、やっぱりおもしろい!」と思った瞬間を教えてください!
この前「電車に乗るのはつまらない!」と言っていた子がいたので、「どうして?」と聞いてみました。するとその答えは、「前にしか進まないから!」
たしかに電車ってまっすぐ前にしか進まないけど、そんなことを考えたこともなかったので、思わず「おもしろい!」と思った出来事でした。
大人からしたら当たり前に感じてしまうことも、子どもからすれば「なんで?」という疑問の連続なんだと感じることがたくさんあります。
そんな子どもたちと毎日関わることで、一緒になって「なんでだろう?」「不思議だね」と考えることができるし、今までなかった新しい目線を子どもたちからもらえることがとても楽しいです!そして一人ひとりの探究心を保育を通して深めることができるのが、おもしろいです
日々子どもとかかわる中で大切にしていることはなんですか?
「なんで?」という不思議を感じる力があるからこそ、「それはこうなんだよ!」と答えを言わないように意識しています。
たとえば、水鉄砲。ここを押せば水が出るよと教えるのは簡単ですが、「どうしたら水が出るんだろう?」と一緒に考えてみたり、「ここは形が違うみたいだね」という声掛けをしてみたり、その子自身が思った不思議を膨らませてあげたいなと思っています。
大人は「これが答え」と思ってしまいがちですが、何が答えかはその子自身が持っているものだと思います。
制作では、「本当はこの色だな」とか「もう少し余白を埋めてほしいな」とか、大人の思う”理想”に近づけたいと思うことがあっても、その子が「できた!」と言ったら完成だし、満足するまでやりきったことに意味があります。
それをこちらが評価するのではなく、その子なりの答えを認めて大切にすることを心がけています。
「満足するまでできた」という経験が積み重なることで、次の「やってみたい!」につながると思うので、大人の都合ではなく、子ども自身が満足できたかという視点も大切にしています。
ご覧いただいている皆さんにメッセージをお願いします!
今回わたしは0~2歳児のいるおうち保育園での事例をご紹介します。スタッフのはたらきかけによって、子どもたちから「やりたい!」が出てくることがたくさんあるので、当日はそんな日々の生活で出てきた「やりたい!」や、実際にやってみてこんな姿になったよ!という事例をご紹介します。質問タイムなど、一緒にお話できる時間もありますので、参加者の皆さんのお話も聞けたらなと思っています。
たくさんの方のご参加をお待ちしております!