対談・インタビュー

新卒入社5年目スタッフのキャリアを大公開!~前編~

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将来のキャリアを考えている学生の皆さんにフローレンスのことをもっと知ってほしい!という思いで開催している【学生向けのぞき見フローレンス】。

2023年1月30日は「新卒NPO職員のキャリア」をテーマに、新卒でフローレンスに入社し、5年目となった先輩社員が、これまでの仕事の中で、挑戦したことや成長したことをお話していきました。今回はみんなで社会変革事業部所属の佐藤万由花(まゆか)の発表をレポートします!


こんにちは。入社5年目、みんなで社会変革事業部で法人寄付を担当している佐藤万由花です。フローレンスはあだ名文化ですが、わたしはストレートに「まゆか」と呼ばれています。

わたしの所属する「みんなで社会変革事業部」は、寄付や広報などを担当しています。社外にフローレンスの活動を伝え、社会を巻き込みながら文化を作っていく部署です。

フローレンスに入社した理由

わたしは学生時代はサークル活動はしていなかったのですが、アルバイトと勉強を頑張っていました。特にアルバイトは5つくらい掛け持ちしていました。

フローレンスに応募したのも、大学在学中に保育園でアルバイトをした際に、親子を取り巻く環境に興味を持ったことがきっかけです。

保育や児童福祉の現場に支援スタッフとして就職することも考えました。しかし、わたしは目の前の親子を支えるだけでなく、制度を変えたり新しい仕組みを生み出したりすることで社会課題を根本から解決したいという思いがありました。それができるところはフローレンスしかないと思い、入社を決めました!

また、真剣に社会課題と格闘しつつも、フラットで楽しそうな雰囲気のある団体だったことも応募の後押しになりました。

入社後のキャリア

わたしがフローレンスに入社してからの年表をご紹介します。

わたしは3年目まで「一般財団法人 日本病児保育協会(以下、JaSCA)」というフローレンスの外部団体の事務局スタッフとして仕事をし、3年目に今の「みんなで社会変革事業部」の寄付チームに異動になりました。

また、3年目に「重度医ケア児訪問保育エレノア(以下、エレノア)」という新規事業の立ち上げにも関わりました。

それぞれの仕事内容についてお話します。

最初に配属されたJaSCAは、病児保育のスペシャリストを養成する資格試験を運営している団体です。わたしは資格を取得された方の対応や試験作成・採点などを行っていました。

フローレンスとは別団体だったため配属されるとは思わず、びっくりしてしまい、正直なところ最初はちょっとショックでした。実際に、新卒から別団体に配属されることはフローレンスでも珍しいみたいです。

自分のやりたかったことでもある保育現場へのヘルプにはよく行っていました。あとは、フローレンス創業15周年の記念イベントのプロジェクトにもプロジェクトメンバーとして参画しました。

3年目は怒涛の日々でした。コロナ禍だったこともあり、JaSCAに加えて、新規事業であるエレノアの立ち上げに、みんなで社会変革事業部の寄付業務も並行して行う期間もありました。

3年目に新規事業立ち上げに携わる

自分のこれまでのキャリアを振り返ると、印象的だった出来事は大きく2つあります。

1つ目は、エレノアの立ち上げに携わったことです。

エレノアは、看護師が障害のあるお子さんのご自宅に訪問し、その子に合わせた保育を実施するプロジェクトです。『障害児かぞく「はたらく」プロジェクト』(障害のあるお子さんのケアのために職場を離れた親御さんの再就職を支援するサービス)と併用している親御さんが多いです。

その中で、わたしは医療的ケア児の保育内容を考える業務を担当しました。

このプロジェクトでは看護師が保育を担当するという点がポイントですが、医療・看護の専門家である看護師は、保育の業務経験はないという場合がほとんどです。どんな保育をしたらいいか、自分の経験を伝えながら看護師と一緒に意見を出し合い、内容を作り上げていきました。

プロジェクトのビジョン(目指すべきもの)もメンバー全員で話し合って決めたことが印象に残っています。メンバーそれぞれが様々な視点を持っていました。

新規事業立ち上げを経験した率直な感想としては、上手くいかないことや壁にぶつかることも多かったです。でも「初めてのことだらけなんだから、うまくいかないことが普通だ!」と前向きに考えられるようになったのは良かったと思っています。

それに、悩んだときはプロジェクトマネージャーに1on1でたくさん相談できる環境でした。上手くいかないところからどう頑張るか、感情とどう向き合うか、ということを、この経験を通じて知ることができました。

法人寄付チームへの異動

2つ目の印象に残ったことは、法人寄付担当に異動したことです。

「寄付のことなんて全然分からない、大丈夫だろうか…….」と最初は思っていたのですが、実際に仕事をしてみたらすごく面白かったんです!

仕事内容としては、法人寄付のフロント担当として企業などからご寄付をいただいたり、企業それぞれの特徴やニーズをふまえた協働の取り組みの立案や実施のサポートをしています。

一言で「ご寄付をいただく」といっても一筋縄ではなく、少しでもフローレンスと一緒に取り組んで良かったと感じていただけるような企画の立案や、企業それぞれの特徴や強みを活かすことを意識して対応しています。また、CSRやSDGsに取り組まないといけないという、企業の大きな社会的責任がある中で、フローレンスと取り組むことで企業のブランディングに貢献することもできると思っています。多数の選択肢の中から、どんなことをフローレンスとしてご提示するのが良いかを考えて企業に提案するのがわたしの仕事です。

もちろん1人で提案してすべて行うのではなく、周りの人にもたくさん協力してもらいながら仕事を進めていきます。なにか困ったり迷ったりしたときは、周りの人に相談するとみんな助けてくれます。多くの人に協力してもらうほうがいいものができるなと感じています。

学生の皆さんにメッセージ

NPOにいきなり新卒で就職するというのは、一般の企業への就職と比べて社会人としての必須スキルなどが身に付かないのでは?と不安に思われている方もいるかもしれません。

でも、法人寄付を担当して、さまざまな企業の方々ともお仕事していますが、新卒でNPOに入社したことでビジネススキルなどで差が生まれてしまったと思ったことはありません。普通の企業と同じように仕事をしています。

また、フローレンスでは、若手で大きなプロジェクトを任せてもらえることも良いところだと思うので、ぜひ就職先の選択肢の一つとして考えてもらえたら嬉しいです!

新卒入社5年目スタッフのキャリアを大公開!~後編~

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