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新卒入社5年目スタッフのキャリアを大公開!~後編~

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将来のキャリアを考えている学生の皆さんにフローレンスのことをもっと知ってほしい!ということで開催している【学生向けのぞき見フローレンス】

2023年1月30日は「新卒NPO職員のキャリア」をテーマに、新卒でフローレンスに入社し、5年目となった先輩社員が、これまでの仕事の中で、挑戦したことや成長したことをお話しました。

医療的ケアシッター ナンシー所属の安野早紀子(やすのん)の発表をレポートします!


フローレンスの安野早紀子です。医療的ケアシッター ナンシー事業部で運営事務を担当しています。入社は2018年4月で、今5年目が終わろうとしているところです。学生時代は、AIESECという学生NPO団体の活動に力を入れていました。1年間スウェーデンに交換留学したのも印象に残っています。

フローレンスに入社した理由

フローレンスに入社した理由は主に2つです。

まずは、軸として家族の支援に携わりたいと強く思っていたこと。もう一つは、行政・一般企業といった垣根を超えて、現場と制度を行き来しながら働けそうだと思ったからです。

実際に今は「医療的ケアシッター ナンシー(以下、ナンシー)」という事業の運営に関わり、現場と制度を行き来する日々を送っています。
ナンシーでは、医療的ケアのあるお子さんのところに看護師が訪問する事業を行っています。看護師は訪問中、医療的なケアだけではなく、お子さんの発達に合わせた活動を行います。その間、ご家族は自由に過ごすことができます。

保護者さんからは「こどもの退院後、外にコーヒーを飲みに行けたのは初めてです」「きょうだい児に『習い事は諦めよう』と言うつもりでしたが、ナンシーの訪問中に通えそうです!」といった声をいただいています。自分が事業を創り上げているという手触り感を感じています!

入社後のキャリア

では続いて、私がフローレンスに入社してからの年表を紹介します。

入社1年目は「障害児訪問保育アニー(以下、アニー)」という事業部に配属になりました。
基本的な自治体請求の業務を担当した後、1年目の終わり頃から「居宅訪問型児童発達支援」という制度をアニーに導入するプロジェクトを担当しました。制度を導入することで自治体の支援を受けることができ、より安定した事業運営ができます。

同時に、ナンシーの立ち上げの話が持ち上がっていて、同じ制度を使う共通点があることから兼任で担当していました。

2年目は居宅訪問型児童発達支援の導入プロジェクトを進めつつ、ナンシーのサービスインに伴って、利用者さんの対応やマーケティングも行っていました。3年目には社内公募に応募してナンシーに異動しました。

ナンシーは3つのチームに分かれて活動しているのですが、4年目のときに看護師と一緒にチームリーダーを務めることになりました。今年5年目は更に業務の幅を広げ、事業部の人事や採用にも関わるようになりました。

仕事以外のお話をすると、私は課外活動も好きで毎年何かにチャレンジしています。大きな出来事としては、今年社会人大学院に入学して、心理学の勉強を始めました!

1年目にプロジェクトリーダーを経験

この5年間の中で、個人的に挑戦だったなと思うことを2つご紹介します。

1つ目は、アニーで行った居宅訪問型児童発達支援の導入プロジェクトです。私はそのプロジェクトでリーダーを任されました。居宅訪問型児童発達支援の制度は2018年4月に始まったばかりで、社内に詳しい人はいませんでした。そのため、自分でわからないことを確認し、一つずつ課題をクリアしていく必要がありました。

また、利用者、スタッフ、支援者や自治体の方、それぞれの立場の方々に理解していただけるようにコミュニケーションを取ることが大変でした。

印象的だったのは、リーダーシップについてフィードバックを頂いたことです。

最初は手探りだったこともあり、心のどこかでこのプロジェクトを進めていってよいのだろうかという迷いがありました。しかし、その迷いが進め方にも現れていると気づき、改めてこのプロジェクトに向き合うきっかけになり、「やるしかない」と腹をくくりました。フィードバックを伝えることも決して楽ではなかったと思うのですが、その方がエネルギーを割いて向き合ってもらえたことはとてもありがたかったです。それ以降はなぜこの事業に取り組むのかという背景を深く理解をするため、マネージャーや駒さん(フローレンス会長の駒崎)と何度も話をしました。

この経験を通して、それぞれ立場が異なる皆さんに理解してもらいながら仕事を進めていくことが大切だと気づきました。

また、「絶対にこのプロジェクトを進める!」という強い意志を保つことが目標達成には必要だ!ということも実感しました。
他はスキル的な話ですが、資料作成などでは上司のサポートを経て、相手が知りたいことは何かを絞るようになり、ブラッシュアップされていきました。その考え方は今の仕事にもつながっています。

リーダーとしてチームマネジメントを担う

2つ目の挑戦は、入社4年目からナンシーでチームのリーダーを担当することになったことです。チームメンバーのほとんどは看護師という中、看護師ではないわたしがチームリーダーの役割を任せてもらったという点は、わたしにとって大きなチャンスだったなと感じています。

それぞれこれまでの経験が異なる看護師の中でチームの目標を揃えるということと、コロナ禍の対応や利用者からのリクエストなど、状況に応じて何が最善かを判断することが大変でした。

また、メンバーに対してリーダーとしてフィードバックをする機会があるのですが、わたしのフィードバックに対しても、またさらに上司のマネージャーやサブマネージャーから「わたしのフィードバックによってどんな影響をもたらせたのか」という視点でフィードバックを貰う機会があり、すごく良かったなと思っています。そういったサポートがあることによって、自分もひとりじゃないと思えましたし、自分がどんな影響を及ぼしているのかを理解することにつながりました。

この経験を通して成長できたと感じる点はたくさんあります。

まず、相手の表面的な言葉だけを受け取るのではなく「その言葉の奥にあるニーズは何か」ということに目を向けるようになりました。また、難しいことですが「現実を見る」ことと「ビジョンを示す」こと、どちらもチームマネジメントをする上では必要だと痛感しました。
更に、チームリーダーとして意思決定を下す経験をたくさん積むことができました。

学生の皆さんへのメッセージ

フローレンスでは、「難しいからやめよう」ではなく「何が実現できるといいか」「どうしたら実現できるか」を議論できるところがいいところだなと思っています。

また、現場にどっぷり浸かりながら、制度などの仕組みづくりにも参画できること、そして年数にかかわらずリーダーシップを発揮できる、任せてもらえる、というのも魅力だと思います。ぜひ思いのある皆さんと一緒に働けると嬉しいです!

新卒入社5年目スタッフのキャリアを大公開!~前編~

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