働く親御さんの子育てを支える居宅訪問型の病児保育サービス。
保育を担う「おやこレスキュー隊員」を、看護師や事務局スタッフが「サポートセンター」「研修担当」「会員担当」「採用労務」といった分担をしながらチームで支えています。
今回は、自身もおやこレスキュー隊員として勤務経験がある和田に「サポートセンター」について聞きました。

和田さんは、サポートセンターでどんなお仕事をしていますか?

主に病児保育当日に、おやこレスキュー隊員(保育スタッフ/以下「隊員」)から寄せられる報告や相談に対応したり、親御さんとの連絡調整を行ったりしています。
報告や相談は電話を使って行うのですか?

はい。隊員は団体支給のスマートフォンを持っているので、携帯電話やアプリのチャット機能を使ってやりとりをしています。親御さんとは電話やメールで連絡をとっています。
もらった連絡は、時間・内容を全て記録を残し、複数名いるサポートセンターのメンバーが同じ情報を見ながら対応できるようにしています。

どういった連絡がありますか?

お子さんのご様子の共有や症状変化の相談、与薬時のダブルチェック依頼が多いです。その他「絵本を読んでいたら足指に本を落として赤くなってしまった」「伝い歩きをしていたらバランスを崩してしまった」など、お子さんがいるご家庭なら日常的に起こるような事柄も、必ず共有をもらうようにしています。
共有しなかったり、隠したりする人はいないのでしょうか?

フローレンスでは起きてしまったことについて、個人が叱責されるようなことはありません。隊員は「どんな小さなことでも事務局に共有しましょう」ということを研修担当者から折に触れて伝えられていますし、頭ごなしに責められたりしないことが分かっています。だから、安心して報告できます。
隊員とは電話越しのやりとりが多いですが、何かトラブルが起きたときにすぐ報告や相談をしてもらえるよう、普段から相談しやすい雰囲気づくりを心がけています。
サポートセンタースタッフもおやこレスキュー隊員と同じ内容の研修を受講しています。看護師による社内研修「症状別ケアポイント」を学び、万全なサポート体制に努めています。

症状変化の裏側
保育園からの呼び出しのように、病児保育でも「帰宅して欲しい」というシチュエーションはありますか?

急なご帰宅をお願いするということは、救急搬送が必要なケースなど一部の例外を除いてほぼありませんね。
あらかじめ「●●の症状が出たら頓服薬を飲ませて欲しい」などの依頼をいただいている場合は、その基準に達したら親御さんに連絡を入れています。
ご要望をお伺いしていない場合でも、発熱や全身状態から受診をおすすめしたい時は連絡を差しあげたり、急な症状変化で、翌日の登園(登校)が危ぶまれる時などにも一報差し上げることはあります。
保育スタッフに直接電話したほうが早いのでは?

フローレンスでは親御さんからの連絡やご要望は一旦事務局でお伺いしてからおやこレスキュー隊員に伝えるというステップを踏んでいます。もし何らかの事情でご要望どおりに出来ない場合は、事務局から親御さんへ連絡をします。
出来ないことを安請け合いしたり、指示内容に集中するあまり、本来の病児保育が疎かになることがあってはなりませんので、朝の引継ぎ以降は基本的に直接の指示はご遠慮いただいています。
※ 現在は在宅勤務の親御さんも増えており、必要に応じて親御さんと保育スタッフが直接コミュニケーションを取ることもあります。
一人だけど独りじゃない!病児保育のお仕事に挑戦してみませんか?
フローレンスの病児保育では、保育や子育ての経験を通じて、保育スタッフとしてともに親子支援に携わってくれる方を大募集しています。随時開催中のお仕事説明会では、現時点での応募意欲は問いませんので、ぜひお気軽にお申し込みください。