対談・インタビュー

「感触」や「音」でみんなと楽しむ 障害児保育園ヘレンのクリスマス会

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    障害児・医療的ケア児家庭支援

障害児保育園ヘレンの冬。一年の中でも街が華やぐ12月、ヘレンではどの園でもクリスマス会が開催されます。

「障害児保育園の行事」と聞くと、もしかしたら少し静かな時間をイメージされるかもしれません。ですが、ヘレンの扉を開けた瞬間に広がるのは、鳴り響く鈴の音や楽しげな音楽、そしてスタッフたちの明るい笑顔。そこには、こどもたちの「やりたい」「好き」「楽しい」を形にする、温かく活気あふれる景色がありました。

今回は、採用担当の景山が東雲園と荻窪園、それぞれの個性が光るクリスマス会に潜入したレポートをご紹介します!

感触の工夫で楽しさを引き出す東雲園

12月24日、ヘレン東雲園。部屋の中は手作りのデコレーションが飾られ、温かくて楽しそうな空気に包まれていました。

今年のクリスマス会のコンセプトは、「サンタさん探し」です。 部屋を見渡すと、あちこちにスタッフが用意した仕掛けが。ひもで吊り下げられたバッグを引っ張ると、中からプレゼントが飛び出したり、色とりどりのボールプールや、真っ白な綿の中に隠されたプレゼントを探し出したり。クリスマスのわくわく感と、さまざまな「感触」を組み合わせた、ヘレンらしい遊びの風景が広がります

こどもたちは、スタッフと一緒に綿の感触を確かめながらプレゼントを見つけ出したり、吊り下げられたバッグに恐る恐る手を伸ばして引っ張ってみたり。あちこちから「できたー!」「見つけたー!」というスタッフたちの弾んだ声が聞こえてきました。

ひとしきり遊びを楽しんだところで、ついに……本物のサンタさんが登場!
こども一人一人にクリスマスカードを配り、園には、動くわんわんのおもちゃや、壁に映像を映し出すプロジェクターが贈られました。最後はこどもたち全員がミニサンタに変身して、集合写真。今年もまた一つ、冬の楽しい思い出が残りました。

ここで少しだけ、このクリスマス会の裏側をお伝えすると…… 実は当日をみんなが安心して迎えるために、本番前から何度も「予行練習」を重ねてきていたのでした
サンタさんの衣装に驚いてしまう子、慣れない感触が苦手な子、にぎやかな雰囲気が、ちょっぴり苦手な子。みんなそれぞれ感じ方は違います。そこで、事前に似た活動を繰り返しながら、その子にとっての「これなら大丈夫」を、スタッフみんなで見つけてきました

保育士リーダー

何回かやってみることで、「あ、この子にはこういうアプローチが合うんだな」という発見が増えていくんです。少しずつ雰囲気に慣れてもらいながら、その子が安心できる形をみんなで探っていく。その積み重ねが大切なんです。

このような時間があったからこそ、当日はスタッフもこどもたちも目の前のクリスマスの時間を一緒に楽しむことができました。にぎやかな行事の裏側にある、こうした地道で丁寧な準備。そんな日々の延長線上に、ヘレン東雲のクリスマス会はありました。

音の工夫で、ワクワクを届ける荻窪園

翌12月25日、ヘレン荻窪園でもクリスマス会が開かれました。 こちらで大切にされていたのは、「音」による演出。さまざまな耳から楽しむ工夫が散りばめられていました。

アクティビティのメインは、ハンドベルの合奏です。 サンタさんへの「音楽のプレゼント」として、こどもたちはスタッフと一緒に何度も練習を重ねてきました。こどもとスタッフがペアになり、一人一音ずつを担当。みんなで音をつないで、一曲の「きよしこのよる」を奏でるのです。

まずはサンタさんがやってくる前に、最後の予行練習。「きー(ソ)いー(ラ)よ(ソ)しー……あれっ、まちがえちゃった!」。そんなやり取りもありつつ、いよいよ本番のときを待ちます。

部屋が静かになったそのとき、どこからか「シャンシャン」という鈴の音が響いてきました。ついに、サンタさんの登場です。

いよいよ演奏が始まると、一つ一つの音を丁寧に、みんなでベルを鳴らしていきます。そっと鳴らす子もいれば、思いっきりよく「リン!」と鳴らす子もいたりと、それぞれの個性が光ります。そして練習の成果が実り、最後までばっちり演奏することができました!

「やったね!」「できたね!」。終わった瞬間、スタッフたちの嬉しそうな声が上がり、こどもたちと喜びを分かち合います。サンタさんも「みんな上手で、びっくりしました!」と、優しく声をかけてくれました。

その後、サンタさんの大きな袋からみんなへプレゼントが手渡されました。 一人一人へのお手紙とジュース、そして園には、ふかふかの大きなクッション。プレゼントをもらった後は、プラスチックのワイングラスを手に取ります。

サンタさんは、一人一人のこどもたちの前までゆっくりと進み、順番に「乾杯!」をして回ります。サンタさんと過ごす時間のなかで、こどもたちもそれぞれに、リラックスした様子でその場の雰囲気を感じているようでした。

景山

シーンごとに細かく音楽を変えたり、サンタさんが来る前にはスタッフがドアの隙間からそっと鈴を鳴らしたり。この時間を少しでも楽しんでもらいたいというスタッフの工夫と気持ちが、一つ一つの演出から伝わってくるようでした。

こども一人一人とつくる、クリスマス

今回は東雲園と荻窪園、それぞれのクリスマス会の風景をご紹介しました。

部屋を飾り、合奏の練習をして、サンタさんを迎える。一見、他の保育園と変わらない光景に見えます。

その裏側にはヘレンが共通して大切にしている想いがあります。それは、日々の遊びや生活の中にある「楽しい経験」を通じて、こども一人一人が本来持っている「育つ力」を引き出していくということ。この想いにスタッフ全員が共感しているからこそ、みんなで一緒に楽しむための丁寧な準備が生まれています。

「どうすれば驚かずに楽しめるかな?」 「この子にとって、心地よい刺激はなんだろう?」

そうやって日々の保育からヒントを拾い集め、感触や音、タイミングの一つ一つに工夫を凝らす。それは、先生たち自身が「みんなで一緒に楽しみたい!」とワクワクしながら用意した、こどもたちへの愛情たっぷりのプレゼントのように感じました。

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保育・看護の「こどもに寄り添う」おしごと展(1/19月-24土)

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【申込受付中・参加日当日の15:00まで申込可能!】

フローレンスが運営する、保育・看護のさまざまな現場を一度に知ることができる展示型イベントです。

障害児保育園ヘレン、訪問型支援、病児保育など、こどもに寄り添う複数の仕事について、写真・実物のグッズ・スタッフの声を通して「現場のリアル」を体感できます。

期間中は働き方や仕事の違いについて気軽に相談可能。
転職検討中の方はもちろん、情報収集段階の方も歓迎です。

開催日時:2026年1月19日(月)~1/24(土)
会場:フローレンス 神保町オフィス6F

障害児保育園ヘレンの園見学

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障害児保育園ヘレンの園見学です。「遊び」を中心とした保育の様子を実際に見てみませんか?応募意思は一切問いませんので、まずはお気軽に見学ください。

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