対談・インタビュー

「挑戦への一歩を踏み出そう」2025年度下期局会議

対人支援職(保育スタッフ)
対人支援職(看護スタッフ)
    病児保育

フローレンスの病児保育を運営する「おやこレスキュー局」では、年に2回、「局会議」という大きなイベントを開催しています。

この会議には、現場の最前線で活躍するおやこレスキュー隊員(保育スタッフ)をはじめ、看護スタッフ、事務局スタッフなど、職種の垣根を超えたメンバーが一堂に会します。普段はそれぞれの場所で病児保育を支える仲間たちが、想いを一つにする大切な時間です。

今回は、「いまだからこそ、『やってみたい』を見つけよう。自分のワクワクを胸に、仲間と共に挑戦の一歩を踏み出そう!」をテーマに掲げた、2025年度下期局会議の様子をお届けします。

運営担当の想い:なぜいま「挑戦」なのか?

運営担当者の事務局スタッフ、島津さんは今回の局会議のテーマについてこのように語ります。

今回の局会議を企画するにあたり、事務局メンバーの間では「これからのわたしたちは、どこを向いて進んでいきたいか」という対話が何度も重ねられました。

フローレンスには、もともと「試行錯誤を全速力で。」「変化上等、わくわく変わろう。」といった、変化を恐れず突き進むカルチャーがあります。そんな中、自然と浮かび上がってきたのが「挑戦」という言葉でした。

けれど、同時に迷いもありました。 現場のスタッフは日々、非常に忙しい中で全力で保育に向き合っています。そんな仲間に「挑戦」という言葉を届けることは、「今以上に何かを求めるのか」「今の頑張りでは足りないのか」といった、プレッシャーとして伝わってしまうのではないか……。

それでもこの言葉を選んだのは、誰か一人に強いるのではなく、保育スタッフ・看護スタッフ・事務局スタッフと関わるメンバーがみんなで「一歩でも1mmでもいいから前を向いて進んでいけるチームでありたい」という願いを込めたかったからです。

一人ひとりの歩みを支え合える組織でありたい。そんな想いから、今回のテーマは決まりました。

13万件の「安心」を糧に、新たな支援に挑戦したい

「こどもが熱を出して保育園に行けなかった。会社を休んで看病したら、クビになった。」

そんな一人の親御さんの切実な声をきっかけに、2005年、フローレンスの病児保育は産声を上げました。累計13万件ものご家庭に寄り添い、親御さんの仕事と育児の両立を支え、体調不良で心細いお子さんの1日が少しでも「楽しかった!」で終わるよう、走り続けてきました。

スタートから間もなく21年。 わたしたちは今、訪問型保育の専門性にはさらなる可能性があると確信しています。「もっとできることがあるはず」――。そんな想いから、現在フローレンスでは新たな支援の形を目指したトライアルを始めています。
※内容の詳細は正式リリースまでお待ちください。

取り組みの概要や現在地の紹介に加え、自ら手を挙げ参画している保育スタッフが登壇しました。

「もっと深く保護者支援に関わりたい」 「まだ自分の知らない世界を、知ってみたいと思った」 「お子さんが小さいうちに支援に入ることの重要性を感じた」 「新しいことが好きだから!」

参画した理由は、一人ひとり違います。

「この企画が立ち上がったときは、リスクの大きさを感じて、率直にやりたくないと思っていた。しかし検討を進めていったところ、自分が思っていた以上にニーズがあって、たくさんの感謝の声をいただいて、今はやりがいを感じている。」

そう話すメンバーもいました。

仲間のリアルな想いに触れることで、参加したスタッフにとっても「自分はこれからどう歩んでいきたいか」を振り返る貴重な機会となりました

挑戦を考えるワーク

後半のワークショップでは、「あなたにとっての挑戦とは?」をテーマに、個人ワークをしたのち、グループ対話を行いました。

「挑戦」と聞くと、何か大きな変化や勇気が必要なことだと捉えがちですが、あるスタッフから語られた言葉が、多くの共感を呼びました。

毎日の保育の質を落とさないこと。現状維持を全力で続けることも、わたしにとっては大きな挑戦です

フローレンスが築いてきた20年以上の歴史は、まさにこうした「目の前の一人」を大切にする、日々の積み重ねの上にあります。新しいプロジェクトに飛び込む挑戦も、一つひとつの保育を丁寧に、誠実に全うする挑戦も、どちらも同じくらい尊いもの。それぞれのスタッフが描く「挑戦」を応援し合える組織でありたいと思っています。

まずは話を聞いてみませんか?

1家庭でも多くの親子に、病児保育を届けるために。わたしたちは、病児保育スタッフを募集しています!

お仕事帰りでも参加しやすい平日19:00~、休日にも開催しているお仕事説明会では、今すぐの応募が難しい方も歓迎です。処遇面含め、少人数で丁寧にご説明しますので、お気軽にお申し込みください。

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