フローレンスのビジョン・ミッション
フローレンスは事業開発、政策提言、文化創造の3つの軸で、日本のこども・子育て領域の社会課題解決と価値創造に取り組む団体です。
「今を生きるわたしたちとまだ見ぬこどもたちが希望と手をつないで歩める社会。さあ、心躍る未来へ。」をビジョンに掲げ、「事業をつくり、しくみを変え、文化を生み出し、ともに「新しいあたりまえ」を未来に手渡そう。」というミッションのもと、多様な保育事業を運営する他、「こども宅食」「おやこよりそいチャット」「にんしん相談」「赤ちゃん縁組」などの福祉事業と支援活動を全国で展開しています。
ビジョン実現を目指すための行動指針 「カルチャー」
わたしたちは、こどものみらい開拓団。
「大人もこどもも希望と手をつないで歩める社会」を目指すには、「新しいあたりまえ」の力で、社会を切り拓いていかなければなりません。
そのためにわたしたちが大切にしている行動指針が「カルチャー」です。
仲間の「ピカリ!」を称える、ピカリパット
どんな職種や役割であっても、日本のこども・子育て領域の課題解決に本気で取り組んでいるのがフローレンスの仲間たちです。
ピカリパットは、フローレンスで共に働く仲間たちの「ピカリと光った」行動や、素晴らしい活動を社内全体に紹介する取り組みです。
道なき道を開拓するわたしたちの日常の中には、「まさにこれがフローレンスのカルチャー!」が溢れています。
「あの人のあの行動は、”背中を預けて。わたしがいる”だな!」
「あの人のあの提案は、”カオスの荒れ地を突き進め”そのものだ!」
心躍る未来は、それを目指すわたしたちの日々の積み重ねの先にあります。
大きな壁や、困難があっても、仲間と進む楽しみに変える力をくれるのがカルチャー。
仲間の「カルチャーの実践」を見つけたら、それを他の仲間たちにも紹介し称賛し合うことで、「素敵だな、真似してみよう」と行動のヒントをもらったり、もうひと踏ん張り頑張る活力につながったりするのです。
ピカリ!をご紹介
ピカリパットの仕組みに投稿された事例をご紹介します。
おうち保育園で見つけたピカリパット
お散歩の帰り道に歩道橋を使った際、車を見ようと道路を覗き込むと隙間が広く、こどもの頭がすっぽり通ってしまう箇所がありました。
それに気が付いた園長先生は他の先生方に注意を促すだけでなく、すぐに区の保育課、土木課に連絡し状況を伝え改善を依頼していました!
保育園内の職員や保護者だけでなく、他にも利用する地域の人やこどもたちのことも考えた行動でした。
まさに【誰かじゃない。わたしがやる。】の体現だなと感じました!
看護スタッフのプロフェッショナルな行動にピカリパット
障害児のご自宅に保育スタッフが訪問し、一対一で保育を行う障害児訪問保育アニーでは、保育スタッフの他に看護スタッフがご自宅に巡回することで安全な保育を行っています。
ある日、お散歩中に道路で倒れている人がいました。
その時、散歩に同行していた看護スタッフSさんは、躊躇することなく、すぐに声をかけて様子を把握し、救助していました!
通りかかった人たちが倒れている方に寄り添っていましたが、看護師の登場にみんな安心した様子がありました。頼もしくカッコ良かったです!
たまたま遭遇した場面において、自分がすべきことを咄嗟に判断した行動は【誰かじゃない。わたしがやる。】そのものだなと感じました!
事業部を超えたヘルプにピカリパット
フローレンスのふたご助っ人くじ(※)は、専任の保育スタッフの他に、病児保育スタッフや突発的に担当児がお休みしたアニースタッフなど多くのスタッフが保育を行っています。
※ふたご助っ人くじ:多胎児育児に奮闘中のご家庭に保育のプロが駆けつける多胎児家庭専用のサービス(https://futasuke.florence.or.jp/)
この日は保育スタッフだけでは足りず、神保町オフィスに勤務する事務局スタッフがヘルプとして保育業務を担ってくれました。
ヘルプとして入ったAさんは保育ヘルプに入るだけでなく、親御さんのお疲れ具合を汲み取り、「1時間延長しましょうか?」と提案してくれました。その結果、多胎児育児に奮闘するお母さんが横になって休める時間をつくることができました。
目の前の光景から、自分が今なにをすべきか判断し提案するという今回の行動は【試行錯誤を全速力で】の体現といえます!
ピカリパットが組織にもたらす効果とは?
ピカリパットは、カルチャーを体現する行動に贈られます。
ピカリパットを贈り合うことで、カルチャーと自分の距離が近づき、自分ごとになっていく。社歴や職種、事業部の垣根を越えて、誰もが意見を言いやすい環境につながります。
自分の行動を褒められることは、誰でも嬉しいもの。
同じビジョンを目指す仲間同士が、それぞれの日々の行動に気付き、「人事評価」とは異なる視点でモチベーションを高め合うことで、それが連鎖していく。
その積み重ねがフローレンスを”心躍る組織”に育ててゆくのです。