こんにちは!フローレンスの病児保育 採用担当の花山です。
今回より2回に分けて、病気のお子さんをマンツーマンでお預かりする病児保育のお仕事について、採用説明会でよくいただく質問にお答えしていきます!今回お答えするのは、病児保育に関する基本的な質問や研修、サポートセンターについてです。
なかなかイメージしづらい病児保育のお仕事だと思いますが、よくあるご質問への回答を通じて、病児保育のお仕事の理解を深めていただけたら嬉しいです。
1.病児保育に関する質問
気になる度★★★:どんな年齢層のお子さんをお預かりすることが多いですか?
フローレンスの病児保育では、生後4ヶ月から小学6年生までのお子さんをお預かりすることができます。実際にお預かりするお子さんの年齢は日によって様々ですが、1歳から2歳のお子さんが多いです。0歳や6歳以上のお子さんのご予約は、比較的少なめです。
気になる度★★★:どんな症状のお子さんをお預かりすることが多いですか?
フローレンスの病児保育では、麻疹・風疹とコロナウイルス以外であれば、お預かりが可能です。その中でも多いのは、上気道炎などのいわゆる風邪です。流行期では、インフルエンザやプール熱、溶連菌、感染性胃腸炎のお子さんをお預かりすることもあります。
気になる度★★:病児保育にチャレンジするのは、どういう方が多いのですか?
まず、保育園や幼稚園での集団保育を通して、「お子さんが体調不良のとき、親御さんに電話することが心苦しかったので、今度はそんな親御さんを支援したい!」など、実体験を通じて、病児保育にチャレンジしたいと応募する方が多いです。
次に、ご自身のお子さんを育てた経験が7年以上の方は、「子育て経験を活かしたい!」という想いを持って挑戦する方や、子育てと仕事の両立に困ったご自身の経験から、お子さんが自立した段階で病児保育のお仕事に挑戦する方が多いです。
実際に活躍しているスタッフの中には、小学生のお子さんの子育てと病児保育のお仕事を両立しているスタッフや、子育てならぬ「孫」育てと両立されている方もいます。
このように、フローレンス入社前に病児保育のお仕事をされていた方は、ほとんどいらっしゃいません。そのため、応募されるほとんどの方が新たなチャレンジとして、フローレンスの病児保育を選んでいます。未経験であっても、一日も早くご活躍いただけるように、研修やサポート体制を充実させています。
2.研修に関する質問
気になる度★★★:フローレンスの病児保育では、具体的に研修でどんなことを学ぶのですか?
病児保育では、座学の研修と実地研修があります。これらは、これまでフローレンスが病児保育を続けてきたことで蓄積した経験や知見を踏まえた独自の研修です。例えば、以下のようなことを学びます。
一期一会の関係構築
初めて出会う親御さんやお子さんとの接し方を学びます。
病児保育のフローとタスク
病気のお子さんを1日安全にお預かりするために、保育の流れや保育中にやるべきことを学びます。
居宅保育のリスクマネジメント
自宅でお預かりする上での注意点や対応方法を学びます。
報告・連絡・相談の仕組みづくり
現場は一人でも安心して保育ができるように、サポートセンターとのコミュニケーション方法を学びます。
症状別のケアポイント
症状によって対応方法も異なります。具体的な症状に合わせた対応方法を学びます。
気になる度★★:研修はどのようなスケジュールで進んでいきますか?
入社後、約2週間の研修を受けていただきます。以下が、研修のスケジュール例になります。座学研修と実地研修を交互に行い、『座学の研修で知識として学んだことを、実地研修で実践し、その後座学の研修で振り返る』という流れを繰り返していくことで、効果的に病児保育のスキルを習得していきます。
日数 | 種類 | 詳細 |
---|---|---|
1日目 | 座学 | フローレンスのビジョンや保育理念について |
2日目 | 座学 | ガイダンス、社用携帯貸与 他 |
3日目 | 座学 | レスキューフロー研修、実地研修ガイダンス |
4日目 | 実地研修(見学) | 病児保育の1日の流れを見学する |
5日目 | 座学 | 実地研修振り返り、ケアポイント |
6日目 | 実地研修(体験) | 病児保育を部分的に体験する |
7日目 | 座学 | 実地研修振り返り、リスクマネジメント 他 |
8日目 | 座学 | 実技(調乳・抱っこ紐等)、ロールプレイング |
9日目 | 実地研修(主導) | 病児保育を主体となって実施する 1日目 |
10日目 | 実地研修(主導) | 病児保育を主体となって実施する 2日目 |
11日目 | 座学 | 実地研修振り返り 他 |
実際に病児保育の研修を受けたスタッフの体験記がありますので、ぜひご覧ください!
3.サポートセンターに関する質問
気になる度★★:サポートセンターとは何ですか?
サポートセンターは、保育スタッフが、保育中に困ったり悩んだことがあったときに、相談できる場所です。具体的には、以下のようなことを連絡したり、相談したりします。
お子さんの症状変化を共有します!
『朝のお預かり時よりも熱が一度上昇しました。解熱剤をお預かりしていますが、もう少し様子を見たほうがよいでしょうか。』
『視診をしたところ発疹が2箇所ありました。もし増えてきたらまた相談します。』
『呼吸が苦しそうで、薬を飲んでも解熱しません。再受診をしたほうがよいと思うのですが、どうでしょうか。』
お子さんの症状の共有以外にも・・こんなことを相談します!
『親御さんに家のゴミ箱の位置を聞き忘れてしまったのですが・・・親御さんに連絡してもらえますか?』
『どう頑張っても、お子さん泣き止まなくてどうしたらいいでしょうか?』
お子さんの症状の変化などの共有はもちろんのこと、「これ聞いてもよいのかな?」という些細な相談も遠慮なく相談できます!現場で一人で保育することは、少なからず不安があります。しかし、このようなサポートセンターが支援することで、安心して保育ができる環境にあります。
気になる度★★:サポートセンターは、どんな人が対応するのですか?
サポートセンターでは、病児保育経験のあるスタッフをはじめ、看護師などの病児保育事業の運営スタッフ全員で現場の保育スタッフを支えています。サポートセンターのスタッフは、社内の指定の研修を受けてサポートセンター業務を行っているので、安心して相談してください!
いかがでしたか?
病児保育のお仕事はなかなかイメージのしづらいお仕事かもしれません。しかし、初めて病児保育のお仕事にチャレンジされる方のためにも、手厚い研修とサポートセンターで安心して働ける環境をつくっています。
こういった研修やサポート体制を通して、病児保育のスキルを向上し、現場で活躍していただくことで一家庭でも多くの支援を届けていく活動を続けています。