Vision めざすもの

今を生きるわたしたちと まだ見ぬこどもたちが 希望と手をつないで歩める社会。 さあ、心躍る未来へ。

わたしたちが目指すのは、大げさなユートピアではありません。
未来を信じられる社会です。
どんな人にも等身大の希望がそばにいてくれて、一緒に手をつなぎ、てくてく歩いていけるような。
希望のかたちは人だったり、つながりだったり、夢だったりするのかもしれません。
そんな、心躍る未来へ。

Mission やること

事業をつくり、しくみを変え、文化を生み出し、 ともに「新しいあたりまえ」を未来に手渡そう。

フローレンスの未来創造アプローチは、 「事業をつくる」「しくみを変える」「文化を生み出す」の3つです。

まず、目の前の困った人を支えるために、新しい事業をつくります。

それだけでは、困った人が生み出される構造は変わらないので、 古いルールや現実に合わない制度・仕組みを変える政策提言をします。

制度が変わっても、人々の価値観が変わらなければ、 真に社会が変わったとは言えません。
だから人々の考え方や捉え方、その集まりである文化を アップデートしていきます。

そうやって、あたりまえが塗り変わり、 「新しいあたりまえ」が人々を照らす光になってくれたら。 わたしたちはひとつでも多くの光を、未来世代に手渡していきます。

「新しいあたりまえ」をつくる3つの未来創造アプローチ

01 事業をつくる

「こどもが熱を出して仕事に行けない」。
そんな1人の母親の声から病児保育事業をつくったことがフローレンスの始まり。「本当に困っている人が、相談窓口に来られない」という声から、こども宅食事業をつくるなど、数々の事業を生み出してきました。
このようにわたしたちは、困っている人々の声なき声を受け止め、彼らを支える事業をつくります。


02 しくみを変える

困っている人々を生み出すのは、今のルールや制度、しくみが古かったり不十分だったりするからです。
自治体や国に政策提言を行って、制度を変えたり、つくったりしてもらいます。
フローレンスはこれまで10以上の制度改正や政策実現に携わりました。


03 文化を生み出す

人々の考え方や捉え方、その集まりである文化をアップデートしていきます。署名・寄付キャンペーンを行って社会課題を見える化したり、講演や研修をして人々の認識の変容を促します。
そうしたさまざまなソーシャルアクションを仕掛け続けていきます。

フローレンスのカルチャー

Culture ありかた

わたしたちは、こどものみらい開拓団。

「大人もこどもも希望と手をつないで歩める社会」を目指すには、 「新しいあたりまえ」の力で、社会を切り拓いていかなければなりません。
そのためにわたしたちが大切にしていることを表現したのが「カルチャー」(ありかた)です。

フローレンスのカルチャー_カオスの荒れ地を突き進め。
カオスの荒れ地を突き進め。

「カオスの荒れ地」は手つかずの未開の地。まだ誰も取り組んでいない社会課題に対して、必要な事業をつくり、しくみを変え、文化を生み出す。そんな開拓活動に前を向いて挑戦し続けていきます。

フローレンスのカルチャー_誰かじゃない。わたしがやる。
誰かじゃない。わたしがやる。

人まかせでは開拓は進みません。こどものみらい開拓団は全員がリーダー。一人ひとりが社会と組織の当事者として、誰かの指示を待つのではなく、目の前の課題を「自分ごと」ととらえて、解決に向かいます。

フローレンスのカルチャー_背中を預けて。わたしがいる。
背中を預けて。わたしがいる。

誰かが困ったときは、できる人が背中を支える。自分の背後にも同じような支えがあると信じられる。能力や個性が多様なわたしたちが結ぶこの信頼関係が、すべての活動の礎です。

フローレンスのカルチャー_試行錯誤を全速力で。
試行錯誤を全速力で。

心には熱い志を。しかし頭は常にクールに。事実やデータを起点に、戦略的・論理的な思考をスピーディに回転させ、失敗を恐れずミッションを実行していきます。

フローレンスのカルチャー_変化上等、わくわく変わろう。
変化上等、わくわく変わろう。

社会変革を起こすわたしたち自身が、古い常識や既成概念にとらわれていては本末転倒。率先して変化を楽しみ、新しい価値観の中で躍動する姿を社会に示していきます。

フローレンスのカルチャー_いろいろあるさ。それでも、ごきげんでいこう。
いろいろあるさ。
それでも、ごきげんでいこう。

開拓には思い通りにいかないこと、失敗がつきものです。しかし、社会に希望をつくるためにも、わたしたち自身がゴキゲンでいることも大切。良いこともそうでないことも、仲間と声を掛け合い、目指す社会の実現へ向けて進んでいきます。

フローレンスのとりくみ

  1. 01

    こどもの貧困と 虐待のない日本

    • 赤ちゃん縁組
    • こども宅食
    • ハイブリッドソーシャルワーク
  2. 02

    どんな親子も 孤立しない日本

    • ひとり親家庭支援
    • 障害児・医療的ケア児家庭支援
    • 多胎児家庭支援
    • にんしん相談・無料産院
  3. 03

    子育てが しんどくない日本

    • 訪問型病児保育
    • みらいの保育園
    • こどもと女性のためのクリニック
  4. 04

    ルールと空気が 変わり続ける日本

    • 政策立案・政策提言
    • ソーシャルアクション
    • エコシステムづくり

フローレンスの本

受賞歴

Great Place to Work「働きがいのある会社」5年連続で20位以内にランクイン

フローレンスの「ふたご助っ人くじ」が「東京都女性活躍推進大賞」特別賞<地域部門>受賞(2023年)

「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS 2023」PR部門でACCゴールドを受賞(2023年)

フローレンスの病児保育が第1回日本サービス大賞優秀賞(SPRING賞)受賞(2016年)

日本経済新聞社「日経ソーシャルビジネスイニシアチブ大賞」受賞(2013年)

ニューズウイーク日本版 「日本を救う中小企業100」に選出(2011年)

寄付者・受益者の声

寄付企業の声

~企業から~
対話力と推進力で社会を変えていく

フローレンスは、こどもにとって最良な結果を出すために、お互いに意見を出し合い、社会をよりよく変える方法を常に模索し、力強く実行していると感じます。

日本オラクル株式会社
ソーシャル・インパクト 川向緑様

~企業から~
親子の笑顔のために立ち止まらない

決して立ち止まることなく、常に前を向いて「親子の笑顔をさらに増やすにはどうしたら良いか」を考え、多角的な視点でさまざまな問題に目を向け行動にうつされています。

コストコホールセールジャパン株式会社
人事・総務部 / マーケティング部 本部長
中川裕子様
ナンシー利用者の声

~利用者から~
ナンシーに出会って世界が広がりました

通学支援やお散歩、初めてのおつかいなど、丁寧な医療的ケアをベースにしたさまざまな経験が本人の自信へとつながっていきました。この支援の輪が広がりますように。

医療的ケアシッター ナンシー 利用者様
病児保育利用者の声

~利用者から~
病児保育は仕事との両立に不可欠なもの

急な発熱で仕事の調整もつかず、本当に助かりました。息子も「1日本当に楽しかったよ!」と嬉しそうにいろいろ話してくれました。丁寧な対応で終始安心できました。

病児保育 利用者様

フローレンスについてもっと知りたい


名前の由来

「フローレンス」の由来は、フローレンス・ナイチンゲールです。

看護師であり、社会起業家、統計学者でもありました。従軍した戦争で、戦闘よりも疾病が原因でなくなる兵士が多いこと、そして疾病の原因が劣悪な衛生環境であることを突きとめました。彼女は目の前で起こっていることを統計学に基づいて証明。陸軍大臣に働きかけて環境改善を実現させました。

また、ナイチンゲールが活躍した1800年代は、医師の召使いのような立場で働いていた看護師を、医療の専門家と定義し直し、看護学校の設立・運営にあたりました。わたしたちフローレンスも、ナイチンゲールのイノベーター精神を受け継ぎ、日本の親子に関わる、古い制度や価値観を刷新していきたいーー。その決意を名前に刻んでいます。